HARIOの耐熱ガラスについて
HEATPROOF GLASS
耐熱ガラス「HARIO Glass®︎」の
主な材料とガラスのリサイクル
耐熱ガラス「HARIO Glass®︎」の原料【珪砂(けいしゃ)・硼砂(ほうしゃ)・硼酸(ほうさん)・アルミナ】 は天然の鉱物を精製したものです。また製品に泡が残らないようにするための、泡きり剤は塩を使っており、 重金属などは一切使わず、ピュアな素材だけを用いて作られているのがHARIOの耐熱ガラス「HARIO Glass®︎」です。
- 耐熱ガラス「HARIO Glass®︎」の原料
- ガラスのリサイクル
- 全て混ぜ合わせ、溶融炉で溶かす
HARIOの溶融炉の仕組み
HARIO のガラス溶融炉のエネルギーは電気です。電極に通電することによって、原料やカレットを溶かしているため、排気ガス等が出ません。そのため、煙突の無いクリーンな工場が実現しました。HARIO は安心安全の基本素材にこだわるだけでなく、環境にも配慮した、地球に優しい企業です。
耐熱ガラス「HARIO Glass®︎」の特性
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温度変化に強い
(熱による膨張が少ない) -
化学薬品に対する耐久性に優れている
(酸やアルカリに強い)
- 耐熱ガラスが熱に強い理由
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ガラスは熱に対して伸びたり、縮んだりします。耐熱ガラスは普通のガラスに比べ、熱による膨張が少ないのです。熱湯を注ぐと、図のように熱湯を注いだ内側の面のガラスは膨張しますが、熱湯に触れていない外側の面は膨張しません。これが割れる原因です。耐熱ガラスは熱による膨張が少ないので、図のような現象が起こりにくく、熱に強いといえます。
耐熱ガラス「HARIO Glass®︎」の魅力
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透明なこと
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臭いや汚れがつきにくい *1
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空気やガス、液体を通さない *1
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衛生的
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安いものから高級品まで演出できる
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100%天然物質 *2
*1 一度溶かしたものが固まってガラスになるので、表面が滑らかになっています。汚れや臭いが入り込む隙間がなく、空気や液体さえも通しません。
*2 原材料は100%天然の鉱物を精製したものなので、出来上がったガラスも100%天然です。
耐熱ガラス「HARIO Glass®︎」の製品特性
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急激な温度変化に強く、マイクロ波を通すため、電子レンジ使用に適しています。
(金属部品を使用している製品は熱湯用です。)
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臭い移りや色移りがしにくいため、珈琲・紅茶の風味を損ないません。また、保存容器としても適しています。
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食器洗い乾燥機での使用が可能です。
HARIOの耐熱ガラスは商標登録されています
「HARIO Glass®」は、HARIOが国内唯一の耐熱ガラス量産工場・古河工場で生産する、100%天然鉱物からつくる耐熱性に優れた耐熱ガラス素材であることを意味しています。
耐熱認証シールについて
環境への配慮「シールで使用する紙の資源を削減」から、(社)日本硝子製品工業会が「耐熱ガラス」であることを認証した、耐熱認証シールの製品への貼付をやめました。これからは、HARIO 耐熱ガラスの素材商標「HARIO Glass®」を個箱・説明書に表記してまいります。
HARIO製品の「本体表示」について
家庭用品品質表示法に基づき、「法定品質表示」の使用区分をマークで示しています。ご使用の際には、このマークを十分お確かめください。
*ガラスの本体表示は、その製品の主な用途を表示しています。「茶茶急須」の場合、茶こしを外して電子レンジ使用できますが、主な用途が急須のため【熱湯用】と表示しています。
身近なガラスの種類
身近なガラスの種類は4種類あります。「耐熱ガラス」、「ソーダガラス」、「強化ガラス」、「クリスタルガラス」これらの特性は以下の通りです。
- 耐熱ガラス
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- 特 性
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■ 急激な温度変化に強い(熱による膨張が少ない)
■ 化学薬品に対する耐久性に優れている
■ 衝撃に対する耐久性はソーダガラスと同程度
- 原 料
- 珪砂、硼砂、硼酸、アルミナ
- ソーダガラス(並ガラス)
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- 特 性
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■ もっとも普及しているガラス
■ 熱に弱い
- 原 料
- 珪砂、石灰、ソーダ灰
- 強化ガラス
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- 特 性
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■ 衝撃に強い
■ 生成中の熱いソーダガラスを急冷、
又は薬品による強化をするとガラスの表面が強化される - 原 料
- 珪砂、石灰ソーダ、灰(ソーダガラスと同じ)
- クリスタルガラス
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- 特 性
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■ 透明度が高い
■ 澄んだ打音がする
■ 重量感がある
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■ 光沢性がある
■ 軟らかく、傷がつきやすい
- 原 料
- 珪砂、酸化鉛、炭酸カリウム
「耐熱ガラス」は熱に強いガラス。
「強化ガラス」は衝撃に強いガラスです。